運転者職場環境良好度認証制度(旧称:ホワイト経営認証制度、働きやすい職場認証制度)はご対応されましたでしょうか?
従業員にとって、「安心して働ける会社かどうか、をわかりやすく評価しよう」というコンセプからなる本制度は、今後「取得して当たり前」と言われる時代がくるかもしれません。
また、企業にとっては、「入ってくる人(求職者)を増やし、出ていく人(退職者)を減らしたい」という人材確保における根源的な要素から成り立っています。
この運転者職場環境良好度認証制度(旧称:ホワイト経営認証制度)、これを機にご対応いただくのが望ましいのではないでしょうか。
*2021年度以降の認定スケジュールは未発表につき、公表され次第追って情報確認してまいります。
運転者職場環境良好度認証制度(旧称:ホワイト経営認証制度)の内容おさらい
あらためて、運転者職場環境良好度認証制度(旧称:ホワイト経営認証制度)の内容について簡単に振り返ってみたいと思います。
本制度は、3段階評価【一つ星~三つ星】となっており、初年度(2020年)に関しては「一つ星」のみの認証(施行運転)とされております。また、この「一つ星」を取得していないと、次年度以降に続く「二つ星」、「三つ星」には進めません。
評価項目としては、以下のものがあげられており、健康や安心といった側面の内容が強く、まさに働き方改革の流れを組む項目となっています。
A 法令順守等 : 労働基準関係の法令違反や就業規則の整備、36協定 など
B 労働時間・休日 : 連続勤務実績、年次休暇、労務管理 など
C 心身の健康 : 健康診断の実施、健康状態把握、パワハラセクハラ窓口の設置 など
D 安心・安定 : 従業員補償制度、退職金、最低賃金、割増賃金 など
E 多様な人材の確保・育成 : 正社員登用制度、常勤女性運転者、勤務シフト、福利厚生 など
F 自主性・先進正等 : 労働災害発生防止のための投資、社員表彰制度等の自主的な取組み など
認証を取得するには、認証項目の全てを満たす必要があります。認証項目には項目ごとに満たす必要があるものと、グループ内の小項目の合計点が基準点を満たしていれば認められるものがあります。つまり、加点方式で合計点により認証が得れるというものです。
「一つ星」認証は、制度の浸透より労働条件や労働環境に関する基本的な取り組みが定着することを目指しており、中小事業者にも取得可能な認証段階とされています。今後の「二つ星」、「三つ星」認証を含めた本格運用にあたっては、「一つ星」認証の基本的な取り組み事項に加えて、プラスアルファの施策(加点ポイント)が必要となってくると想定されます。ただ、人事制度や安全に関する施策について、一朝一夕ですぐに制度が敷けるわけではございません。ホワイト経営、働きやすい職場環境であることを、従業員や求職者に対して積極的にアナウンスができる運転者職場環境良好度認証制度、この認証取得に向けて、なるべく早めの着手が望ましいかと思われます。
次年度以降のために!!~加点ポイント対策~
ここでは、参考までに比較的低コストで先程のプラスアルファの加点が得られる政策をご紹介いたします。それは、SAS(睡眠時無呼吸症候群)のスクリーニング検査です。
SAS(睡眠時無呼吸症候群)スクリーニング検査
SASは睡眠障害に該当しますので、SASスクリーニング検査を実施していると運転者職場環境良好度認証制度(ホワイト経営)の加点対象となり得ます。(1項目:2点)
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