2009年5月26日、北海道札幌市で、普通トラックが路肩に駐車していた乗用車に追突、この乗用車が路肩から転落し、近くの男女2名に直撃、死亡する事故が発生しました。
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チェックポイント①:事故の状況
事故は片側1車線の直線区間で発生。
路肩に駐車していた乗用車がトラックに追突され斜面に飛び出し転落。
乗用車を駐車し山菜取りをしていた2名が乗用車の下敷きとなり死亡。
チェックポイント②:トラックのドライバー
23歳 男性
チェックポイント③:事故の原因
捜査段階で一瞬居眠りをしてしまったと供述があり、事故後の精密検査でSASとの診断が下されている。司法判断では、眠気を覚えたにもかかわらず運転を継続したことが原因とされています。
チェックポイント④:司法判決
運転を直ちに中止すべき注意義務違反があったとして、有罪判決。控訴棄却。自動車運転過失致死で禁固2年6か月が言い渡されています。
チェックポイント⑤:事故から見るSASの特徴
SASは自覚症状が無いことも多く、突発的な眠気に襲われることに特徴があります。この事例ではドライバーは自身がSASであると判明したのは事故後の精密検査のようですが、SASと知っていたか否かに関わらず重大な判決が出ています。たしかにSASを知らなかったことで無罪判決となるケースは少なからずありますが限定的です。
ただ、判決の行方に関わらず事故を未然に防ぐことが重要なのは言うまでもありません。特に運転時間が長く、また一般ドライバーより時間の制約がある職業ドライバーを雇用する企業は、事故を未然に防ぐ手を打つことが非常に重要です。事故は、機械・システムで防げる事故と、人を原因とした事故の2つに大別されます。健康起因事故を無くすためにも、SASの対策が社会的に望まれます。
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